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KANSAI UNIVERSITY

文献の探し方

 判例の探し方

●判例集

1. 戦前の判例集
  • 大審院民事判決録〔民録〕明治8〜20、24〜27年(明治21〜23年の間は刊行されず)
  • 大審院民事判決録〔民録〕第1〜27輯(明治28〜大正10)
  • 大審院刑事判決録〔刑録〕第1〜27輯(明治28〜大正10)〔M*322.9*T1〕

    「民事判決録」と「刑事判決録」はともに、大審院の判決の中から、後日の参考となるものを選定し、判決の順に収録。

  • 大審院民事判例集〔民集〕第1〜26巻(大正11〜昭和22)
  • 大審院刑事判例集〔刑集〕第1〜26巻(大正11〜昭和22)〔M*322.9*T2〕

    「民事判例集」と「刑事判例集」はともに、大審院判例審査会において、後日の判例となるべき重要な裁判を選定し、収録。

  • 法律新聞 [新聞] 法律新聞社 第1〜4918号(明治33〜昭和19)〔M*320.5*H896.4〕

    公的判例集に収録されなかったものも含め、重要な大審院判決を全文掲載しているほか、下級裁判所の判決を多数収録している点で重要な資料。

  • 大審院裁判例 [裁判例] 法律新聞社 第1〜11巻(大正14〜昭和12)〔M*320.92*D5〕

    法律新聞に収録されなかったものを補うために刊行されたもので、「大審院判例拾遺」とも呼ばれている。

  • 大審院判決全集 [全集] 法律新報社 第1〜9輯(昭和8〜17)〔M*320.92*D2〕

    大審院の判決のうち、大審院が判例として指定したものと、法律新報社が有益と認めたものを収録。

  • 法律学説判例評論全集(書名変更あり)法律評論社 第1〜32巻(明治45〜昭和18)〔M*320.5*H894〕

    大審院および下級審の判決を多く取り上げ、参照に学説判例を付して解説評論が加えられている。

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2.戦後(最高裁判所時代)の判例集
  • 最高裁判所民事判例集 [民集] 第1巻(昭和22)〜
  • 最高裁判所刑事判例集 [刑集] 第1巻(昭和22)〜〔M*322.92*S1〕

    「民事判例集」と「刑事判例集」はともに、最高裁判所判例委員会が選定した裁判を収録したもので、参照として第一審、第二審の主文、事実、理由が付されるか、または、それが下級審の判例集に収録されているときは、その旨が示されている。

  • 高等裁判所民事判例集〔高民集〕第1巻(昭和22)〜
  • 高等裁判所刑事判例集〔高刑集〕第1巻(昭和22)〜〔M*322.92*K1〕

    「民事判例集」と「刑事判例集」はともに、各高等裁判所の判例委員会が選定した裁判を収録しているが、第一審判決、控訴理由が省略されていることがある。

  • 下級裁判所民事裁判例集〔下民集〕第1巻(昭和25)〜〔M*323.92*K2〕

    下級裁判所の民事事件の中から、最高裁判所事務総局が選定した裁判を収録しているが、行政事件、労働事件は省かれている。

  • 下級裁判所刑事裁判例集〔下刑集〕第1〜10巻(昭和34〜43)〔M*322.92*K4〕

    下級裁判所の刑事事件の中から、最高裁判所事務総局が選定した裁判を収録。

  • 刑事裁判月報〔刑裁月報〕第1巻(昭和44)〜〔M*322.92*K4-2〕

    「下級裁判所刑事裁判例集」を引き継ぐもので、下級審における刑事裁判の実務のうえで有益な資料を別冊として編集しており、充実したものになっている。

  • 労働関係民事裁判例集〔労民集〕第1巻(昭和25)〜〔M*328.3669*R1〕

    労働関係民事事件の裁判の中から、重要なものを選定、収録したもので、第5巻以降には最高裁判所の判例は収録されていない。

  • 行政事件裁判例集〔行裁例集〕第1巻(昭和25)〜〔M*321.992*G3〕

    行政事件の中から重要なものを選定、収録しているが、「労民集」と同じく第5巻以降には最高裁判所の判例は収録されていない。

  • 家庭裁判月報〔家裁月報〕第1巻(昭和24)〜〔M*325.123*K1〕

    最高裁判所、高等裁判所、地方裁判所および家庭裁判所の判決、決定の中から、家事事件、少年事件処理の参考になると思われる事件を、最高裁判所事務総局家庭局によって選定したものが、収録されている。

  • 判例体系 第一法規〔320.92*H1〕
  • 新判例体系 新日本法規〔320.92*S1〕
  • 判例時報 [判時] 第1号(昭和28)〜〔M*320.93*H2〕

    最高裁判所から簡易裁判所に至る各分野の裁判の速報性に重点がおかれた私的判例集で、各判例には、冒頭に簡潔な解説と関連判例が紹介されており、実用性が高い資料と言える。また、毎月の初旬号には、最近の判例についての判例研究が「判例評論」として綴じ込みになっている。本誌の索引は半年単位の索引のほかに、100号単位で総索引が刊行されている。

  • 判例タイムズ〔判タ〕第1号(昭和32年)〜〔M*320.93*H1〕

    判例時報と同様に判例の速報性に特色がある。年間索引として「判例年報」が刊行され、公的判例集のほかに「判例時報」、「金融法務事情」、「金融・商事判例」に掲載された判例を簡単な要旨を付して収録。

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