求める統計データが、どの統計資料に載っているか、つまり統計の所在を案内する統計索引には、次のものがあります。
わが国の一般的な主要統計である、官庁・民間統計資料などを索引対象としています。見出し語は50音順で、統計資料を平易で具体的な日常用語からさがせるようになっています。また、関連資料が組織的にあつまるので便利です。補助資料として「統計利用の手引」が載っており、別冊補遺として「国別・地域別編」があります。本編に収録されなかった外国関係統計もでています。
前記「日本統計索引」が刊行されるまでの間、唯一の統計索引でした。統計報告書の個々の統計表について、その内容を紹介し表の基礎となっている調査の名称、調査機関、その収録文献などについても簡単な説明を加えています。1957年までの資料を調べるのに便利です。
<例> 消費者物価指数は何を見たら出てくるか?
日本統計索引を「消費者物価指数」という言葉でひくと、まず関連する見出し語(=ひく際のことば)が出てきます。続いて全国の費目・品目別のデータがどのような統計書あるいは統計雑誌に載っているかわかります。関連する指標や項目も同様の形で掲載されています。
どんな統計資料が発行され、統計にどんな種類があるのかを知るためのツールである統計目録には、次のものがあります。
統計資料を見つけても、調査の設計やデータの特性を理解しないと、統計データを正しく活用できない場合がありますから、次のような各種統計解説書や案内書を併用してください。
統計資料を使うための案内書で、主要統計資料のリスト、参考図書、外国統計資料案内などに分けて、それぞれ一次、二次資料類を紹介している。